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概要

高橋スキイチ　ライナーノートより

　このアルバムはソングライター、高橋スキイチ氏が東京で残した作品をほぼ網羅している。寡作である。しかしこれらの作品群には、作家、高橋スキイチの真摯な生活が滲み出ている。「サイクリングラグ」のとてつもない明るさが次第に都会の生活に埋もれて「シークレットラブ」の暗さにとって変わっていく様は心にジンとくるものがある。自分の音楽性を頑固に押し通す事の辛さがここに見え隠れする。大衆的でないとか、売れなかった、と言う言葉で我々は多くの作品に耳を傾けないできた。その結果、現代の日本の音楽界は何にもない、唯のＣＭソングに堕落してしまった。高橋スキイチの様な珠玉の作品群を残している作家は他にも多くいるだろう。それらの作品が日の目を見るように努力することも我々音楽を志すものの責任の一つではないだろうか。
　それでは幻のシンガーソングライター、高橋スキイチの音楽を堪能して戴こう。唄うはハリー山科じゃあ

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チャンネル：harrygws

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