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概要
この頃はずいぶんと「デクノボー」という言葉にこだわっていたような気がします。自分なりに理想の人間像を追い求めていたのですが、行き着くところはいつも「デクノボー」になってしまうのです。それは一つの答えかもしれません。宮沢賢治は死の床で手帳に書き残しましたが、まだ若かった私には納得できないものがあったのでしょう。この曲は新井薬師の田園荘という六畳のアパートにカミさんと同棲していた頃書いたものだと思うのですが、全てに迷っていた私は、ゴミゴミとした町を歩きながら、空疎な風がいつも心の中を吹き抜けていくように思っていたのです。
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チャンネル:harrygws
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