つなしま情話 松山晴介

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概要

その頃の私は言わば風来坊で音楽をしているといってもしょっちゅうやっていた訳ではなかったのです。
仕事がなくてブラブラしている時、高校時代の友人の誘いで横浜の造船所での仕事をすることになりました。
例の学生運動の友人で知らない顔もありましたが、すぐに意気投合して彼等の汚いアパートに何日か転がり込んだのです。
そのアパートは綱島駅から少しいった街道沿いの、今にも崩れそうな建物で、夜中にネズミが出没して朝食を食べられることがしばしばでした。
生活はその日暮しで、タバコや酒が贅沢な気分にさせるだけで、心ぼそい日々でしたが、ぼんやりと夕暮れの川原を戯れながら歩いたことがひどく印象に残りました。
そういう時に人間は大切なものを見つけ出すのかも知れません。

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