よだかの星 松山晴介

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概要

なんと呼んだら良いのでしょう、ミニステージとでも呼べば良いのでしょうか。唄と朗読で構成された「よだかの星」のタイトル曲です。しかしここにある厭世的な雰囲気はその頃の私のものです。この物語は鳥の仲間としていつも疎外されている孤独なよだかが太陽まで昇ろうとするのですが、力尽きて死んでしまうというものです。この疎外感や孤独が私には身に沁みていたのです。馬鹿にされ、必死の努力も報われる事なく死んでいくよだかが、いつか星になってカシオペア座の横に輝いているとしたら、きっとこの唄のような気持ちでいるのではないかと思うのです。
 こんな風にテーマが先にあって曲を作るという作業は私にとって初めてだったせいか、一番始めに作ったこの唄は曲としては奔放な感じがしません。当時よくコピーをしていたジェイムス・テイラーの色合いを濃くすることで何とかまとめたものです。

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