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概要
高田渡はURC時代は自ら詞を書いていましたが、ベルウッドに移ってからは次第にいわゆる詩人の詩に曲をつけて発表するようになりました。この曲はベルウッドでの一枚目「ごあいさつ」に入っていたもので、これを通して私は山之口漠という詩人を知ったのでした。山之口漠は貧乏を売り物にしていたといってはへんですが、貧乏を素材にした詩を書き続けた人で、黒人の詩人、ラングストン・ヒューズにも通じる言わばブルースの人だともいえます。彼の全集などを読むと、その生き方の凄まじさに愕然とするのです。高田渡はゆったりとした歌い方をしていましたが、ここでは私らしくアレンジしたつもりです。中間のストリングスはエリック・カルメンの「デスパレート・フール」から取ったものです。
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チャンネル:harrygws
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